加藤健一と鵜山仁の活力源は?
【あなたの活力源は?】
加藤 嫌なことから逃げること(笑)。つかまらない、早く逃げる(笑)。逃げるためにはいろんなものを捨てなくてはならないんですが、捨てて逃げる。それが僕の活力源です。
鵜山 稽古場でいろいろな方に生きるための餌をいただいて生きているのですが、とにかくノイズがないと駄目なんです。純正みたいなものだけじゃ駄目で、食べたくないものを食べるというのが活力になるのかなと思っています。
【プロフィール】
かとうけんいち(写真右)○静岡県出身。1968年に劇団俳優小劇場の養成所に入所。卒業後は、つかこうへい事務所の作品に多数客演。1980年、一人芝居『審判』上演のため加藤健一事務所を創立。その後は、英米の翻訳戯曲を中心に次々と作品を発表。紀伊國屋演劇賞個人賞(82、94 年)、文化庁芸術祭賞(88、90、94、01年)、第9回読売演劇大賞優秀演出家賞(02年)、第11回読売演劇大賞優秀男優賞(04年)、第38回菊田一夫演劇賞、他演劇賞多数受賞。2007年、紫綬褒章受章。2016年、映画『母と暮せば』で第70回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。
うやまひとし(写真左)○奈良県出身。慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業。舞台芸術学院を経て文学座附属演劇研究所に入所、1982年座員に昇格。2007年6月~2010年8月、新国立劇場の第四代演劇芸術監督を務める。舞台芸術学院学長。主な代表作に『グリークス』(文学座/第25回紀伊國屋演劇賞団体賞)『コペンハーゲン』(新国立劇場/第9回読売演劇大賞優秀演出家賞)『父と暮せば』『円生と志ん生』(以上こまつ座)『ヘンリー六世』『リチャード二世』(以上新国立劇場)、またオペラやミュージカルなどの演出も手がける。
【公演情報】
加藤健一事務所vol.112 『スカラムーシュ・ ジョーンズ or七つの白い仮面』
作◇ジャスティン・ブッチャー 訳◇松岡和子 演出◇鵜山 仁
出演◇加藤健一
8/18~28◎下北沢・本多劇場
〈お問い合わせ〉加藤健一事務所 03-3557-0789
〈公式サイト〉http://katoken.la.coocan.jp/112-index.html
【インタビュー◇宮田華子 撮影◇中村嘉昭】
★2人が挑む一人芝居『スカラムーシュ・ ジョーンズ or七つの白い仮面』への意気込みを語ったインタビュー記事はえんぶ8月号に掲載中!
◎見本ページはコチラ▶http://enbu.co.jp/kangekiyoho/enbu-036/