【ふれあい動物電気】新連載 髙橋和美「岡山のドジ」第6回『やり直しじゃ！』

どうも！こんにちは。

岡山のドジもう何歳でもいい、髙橋和美です！

最近の動物電気はですね、来年の本公演に向けて劇団の衣装の整理をしたり、全員でミーティングをしたり、チラシ作りの準備をしたりと冬眠から覚めたクマのようにのそのそと動き始めております。

 私はというと、昨年は10数年ぶりに東京へ出てきた浦島太郎のように、劇団のげの字もわからない田舎のおばちゃんと成り果てておりまして。例えばゲネプロ中に舞台裏の一番邪魔なところに立って皆んなの出ハケの邪魔をしていたり、脱ぎっぱなしの下着のパンツを秋谷くんのロッカーに落としてしまっていたり、本番中に勝手に芝居を変えてしまったり、舞台で滑って転けたりなどなどしておりましたので。

次はちゃんと女優として活躍してやるぞ！と気合いを入れてただいまモーレツに自分を磨いておりまする！

そのひとつに、ダンスレッスンに通い始めました。

実は私、ダンスや妊産婦体操のインストラクターの経験があるのですが、ただ単に好きだからという理由だけでやっておりました。
別に上手くもないし、本物が見たら怒るだろうなと思いながらも何故か、「やらせて下さい」というと「いいよ」と言ってくれる人ばかりで、地元岡山のスポーツクラブ2ヵ所、助産院2ヶ所でインストラクターをやっておりました。

 Facebook  Kazumi Takahashi より

いま考えると勢いだけはあったんでしょうね。
いや、舐めていたのかな。
まぁ、とにかく10年ほどインストラクターをしておりましたので、それなりに自分も身体が使えるようになってある程度は通用するようになったのかしらと思っていましたら、、、

新しく始めたダンス教室の先生に怒られまくるまくる！「ダンス教えてたのよね⁉︎ ダンス教えてたのよね‼︎ ダンス教えてたのよねぇー⁉︎⁉︎‼︎」ってマイクを通してみんなの前で怒られる44歳。あぁ、、

メッキが剥がれていきました。トホホ。

何も成長していなかった！という訳で！
やり直し！！
やり直しだー！！

だけど、こんな私の生き方を見てパン屋さんを始めた友人や、演劇塾を始めた先輩がおります。
私みたいなバカがやれるならと、勇気を貰ったそうで。
ちっとも褒められてはいませんが、なんか役に立っているみたいなのでいいでしょう。

さぁ、やり直しじゃ。

かんぱーい！

【著者プロフィール】

高橋和美
たかはしかずみ○岡山県倉敷市出身○木野花ドラマスタジオ第8期生。今まで演じた役は、飛び蹴りするチンドン屋、人の顔を見て作詞作曲する路上弾き語り女など変な役が多い。特技はHIPHOPダンス、変顔、リコーダー、看護師・助産師免許、中型自動車・普通自動二輪免許、お産が好きです。するのも立ち会うのも。

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