横山拓也と杉田雷麟の活力源は？

2021/10/23 演劇人の活力源演劇人の活力源 , iaku , 横山拓也 , フタマツヅキ , 杉田雷麟

横山拓也　杉田雷麟

【あなたの活力源は？】

横山　やっぱり家族でしょうか。一緒に食事をしたり、何気ない会話の中で、ふと作品について立ち戻ることもありますし。家族であり、家そのものが、活力源になっています。特にコロナ禍以降は、自宅から徒歩で移動できる圏内でしかほとんど生活をしていなくて。近くの図書館で仕事をして、昼になると奥さんがやっている飲食店でテイクアウトをするのが普段のルーティン。そうした環境の安定が活力になっています。

杉田　オーディションの前とか、ロケバスの中とか、よく音楽を聴いているんですね。そう考えると、僕に活力を与えてくれているのは音楽かなって。聴くジャンルは気分やシチュエーションによってバラバラで。心を落ち着かせたいときはUruさんの曲を聴いたり。オーディション前の闘争心むきだしのときはワン·リパブリックっていう海外のロックバンドの曲を聴いてテンションを上げています。

【プロフィール】

よこやまたくや○大阪府出身。劇作家、演出家、iaku代表。2009年に屠場の職人たちの葛藤を描いた男3人芝居『エダニク』で、日本劇作家協会新人戯曲賞受賞。『逢いにいくの、雨だけど』（18年）で第22回鶴屋南北戯曲賞ノミネート、第26回OMS戯曲賞佳作受賞。『The last night recipe』（20年作・演出）で岸田國士戯曲賞ノミネート。最近の作品は、『あつい胸さわぎ』（19年作・演出）『雉はじめて鳴く』（20年作）『目頭を押さえた』（12年、13年、18年、21年作）『逢いにいくの、雨だけど』（18年、21年作・演出）、「PARCO STAGE@ONLINE」でオンライン演劇『仮面夫婦の鑑』を制作（20年）。今後の新作に、11月に文学座『ジャンガリアン』（作）が控えている。

すぎたらいる○2002年生まれ。栃木県出身。2018年『教誨師』（佐向大監督）で映画デビュー。主な出演作は、映画『半世界』（19年阪本順治監督）『長いお別れ』（19年中野量太監督）『罪の声』（20年土井裕泰監督）『子どもたちをよろしく』（20年隅田靖監督）『孤狼の血 LEVEL2』（21年白石和彌監督）など。『半世界』では第34回高崎映画祭最優秀新進男優賞、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。ドラマは、スペシャルドラマ『Ａではない君と』（18年 TX）『エール』（20年 NHK）『ここは今から倫理です。』（21/NHK）などがある。

【公演情報】

iaku 『フタマツヅキ』
作·演出◇横山拓也
出演◇モロ師岡　杉田雷麟/清水直子（劇団俳優座）橋爪未萠里　ザンヨウコ　平塚直隆（オイスターズ）長橋遼也（リリパットアーミーⅡ）鈴木こころ
10/28～11/7◎シアタートラム
11/12～14◎ABCホール
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337（月～金・12時～15時）