右近和紗の活力源は「お酒と旅」!
今年1月に企画・プロデュースした舞台『蟹工船稽古初日』(原作/小林多喜二、脚本・演出/腹筋善之介、出演/粟根まこと 板尾創路 小須田康人 西川浩幸 腹筋善之介)をなかのZERO小ホールで上演した右近和紗さん。
1月末に行った作品についてのインタビュー時に、活力源を伺いました。
お酒でリフレッシュして現場へ
——活力源を教えて下さい。
雑談しながらでもいいですか?
——もちろん。最近、会社を作りましたね。いかがですか?
今のうち、30後半でフットワーク軽くやりたかったのが大きいですね。どこかに所属していると実験がなかなかできないので…。でも本当の活力源はワインですね(笑)。
——酒飲みなんですか?
そうですね。中野の北口で大体飲んでます。お仕事で各地域に行ったらそこでお気に入りのお店を見つけて、その現場を乗り越えるまでそのお店に通うとか。
——味やら銘柄のこだわりは?
美味しいお酒ならなんでも。その日いっぱい抱えたたくさんのことを一回飲んで流して。なので翌日、全然ストレスを抱えず立ち向かえる。
——ちなみに量は?
5杯くらいにしてます。1本いかないくらいですね。
——ひかえめに言ってます(笑)?
控えめに言ってます(笑)。ワインもウィスキーも好きなので。お酒でリフレッシュして現場へ、ってやってます。
——外で飲むのが好きだと、今、厳しいですよね。
今は20時までに飲み終えないとなので困りますよね(笑)。またまん防とかになってしまうと現場が終わってからじゃ間に合わなくなってしまうので。
外国行っても、バーがあれば楽しい
——いいですね。一生どこに行っても楽しめる。
(笑)そうですね、楽しいですね。外国行っても、バーがあれば楽しい。
——言葉通じなくてもいけそうな感じが。
ニューヨークで一人でバーに行ってお金払ったことないくらいです。同じテーブルで食事してた人が、おごってくれて。チェックが済んでるんです。
——東京ではない。
私は東京では一切ない(笑)。
——仲良くなるからですか?
ほんの一言二言しゃべるだけです。美味しいですね、くらいしか喋ってないのにみたいなこともありましたね。
——旅人だからかな?
旅人だし、女性が一人でいたらおごるべしみたいな感じなんですかね。
——かっこいいですね。日本人もマネして欲しい。
旅をたくさんしてたんですけど、ここ数年できてなくて。20代の頃は旅ばかりしてました。それこそマチネソワレマチネソワレでコンサート観たり、ヨーロッパへ1ヶ月行って、仕事じゃなく観劇、観劇で、そんな20代を過ごしながら。
——お金持ちのなんですか?
全然ですよ。その時はプログラミングとグラフィックデザインの仕事をしていて、ちょうど世界にWiFiが普及しだしたころだったので、パソコン一台あればどこでも仕事ができたっていうのがあって。
——今は旅は?
一刻も早く行きたいんですけどね。色んなことが大丈夫そうになったら。
——じゃあ、活力源はお酒と旅でいいですか?
旅の方が良くないですか。
——両方あった方がかっこいいじゃないですか。控えめに書きます、1本は空けないって。
(笑)まあ、でも間違いないですね。お酒と旅ですね。そう言われると。
——それはそれで、かっこよすぎますね(笑)。
【プロフィール】
右近和紗
うこんかずさ○東京都出身。15歳より舞台の裏方に関わり、18歳でフリーランスとして活動を開始、舞台のみならず、TV・映画・マネジメント・PRなど幅広いスタッフワークを経験。2019年、アートや舞台芸術、デザインに関わる企画制作とPRを手がけるduobus株式会社を設立。小さい会社だからこそのフットワークの軽さで、地方文化創生の舞台制作や、芸術祭作品プロデュース、オンライン配信イベントやハイブリッド公演など展開している。
【取材/坂口真人 撮影/小野寺ずる】
★右近さんが企画・プロデュースした『蟹工船稽古初日』インタビューは、えんぶ34号に掲載中!
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