森新太郎と吉田羊の活力源は?
【あなたの活力源は?】
吉田 死ぬまでに本物になりたいという思いです。個人的な考えですが、俳優って他人の人生をお借りして生きるニセモノだと思っているんです。なので、ニセモノがフェイクの世界で、いかに本当に生きて実存感を与えられるかというのを今も模索しています。実は来年芸歴25周年で、25年続けてきてこれかと失望する部分もありますが、死ぬまでにどうか本物の俳優になれますようにと思い続けることが、私の活力源です。
森 真夜中のジョギングでしょうか。走っているうちに「無」になれるので、とても貴重な時間です。ジョギング後に食べるかき氷も含め、おそらくこれが今の私の最大の活力源です。
【プロフィール】
よしだよう○福岡県出身。1997年より舞台を中心にスタート。11年、14年の三谷幸喜作・演出の舞台『国民の映画』(PARCO劇場)や、12年の連続テレビ小説『純と愛』、14年『HERO』第2期(フジテレビ)などで脚光を浴びる。以来、映像や舞台で活躍中。最近の主な出演作は、映画『七つの会議』『記憶にございません!』、ドラマ『コールドケース ~真実の扉~』『2020年 五月の恋』(WOWOW)『まだ結婚できない男』(CX)、『恋する母たち』(TBS)『生きるとか死ぬとか父親とか』(TX)『真田丸』『ペペロンチーノ』(NHK)、舞台『エノケソ一代記』『子供の事情』『恋のヴェネチア狂騒曲』『風博士』など。第24回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。
もりしんたろう○福島県出身。2002年演劇集団円に入団、06年『ロンサム・ウェスト』で演出デビュー。古典から現代劇、ミュージカルまで幅広く手がけて活躍中。主宰するモナカ興業でも活動。13年に文化庁新進芸術家海外研修制度でアイルランドへ、18 年にシンガポールへ留学。最近の演出作品は、『プラトーノフ』『奇跡の人』『ドライビング・ミス・デイジー』『ハムレット』『モンスターと時計』『メアリ・スチュアート』『エレファント・マン』『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』など。第21回読売演劇大賞グランプリ及び最優秀演出家賞、平成25年度(第64回)芸術選奨 演劇部門 文部科学大臣新人賞ほか受賞多数。
【公演情報】
PARCO PRODUCE 2021 『ジュリアス・シーザー』
作◇ウィリアム・シェイクスピア 訳◇福田恆存 演出◇森新太郎
出演◇吉田羊 松井玲奈 松本紀保 シルビア・グラブ/久保田磨希 智順 中別府葵 小山萌子 安澤千草 水野あや 鈴木崇乃 西岡未央 清瀬ひかり 岡崎さつき 原口侑季 高丸えみり 藤野涼子/三田和代
10/10~31◎PARCO劇場
11/3◎森ノ宮ピロティホール
11/7◎やまぎん県民ホール 大ホール、
11/14◎いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール
11/17◎仙台銀行ホールイズミティ21 大ホール
11/20・21◎富山県民会館ホール
11/27・28◎東海市芸術劇場大ホール
〈お問い合わせ〉パルコステージ 03-3477-5858(時間短縮営業中)
https://stage.parco.jp/
(※最新の公演情報はHPをご確認ください)
【構成・文◇宮田華子 撮影◇中村嘉昭 スタイリスト(吉田)◇井阪恵 ヘアメイク(吉田)◇paku☆chan(Three PEACE)】
★インタビューはえんぶ31号(9月9日発売号)に掲載!
ページ見本▶ http://enbu.co.jp/kangekiyoho/enbu031/
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