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大地真央、長野博、髙木雄也『クイーン・エリザベス  ~輝ける王冠と秘められし愛~』製作発表レポート

宮田慶子、髙木雄也、大地真央、長野博

大地真央を主演に迎えた新作舞台『クイーン・エリザベス  ~輝ける王冠と秘められし愛~』の製作発表が都内で行われ、主演女優の大地真央、共演のV6の長野博、Hey! Sey! TUMPの髙木雄也が出席した。

 

脚本は『マリー・アントワネット』や『カエサル』など、大劇場での歴史劇で人物と時代を生き生きと描いてきた齋藤雅文の書き下ろし。演出は『ガブリエル・シャネル』や『紫式部ものがたり』で大地真央の魅力を存分に引き出してきた、新国立劇場の前芸術監督・宮田慶子が手がける。

 

時は16世紀。姉のメアリー1世が死去し、まだ弱小だったイングランド王国の女王を引き継いだエリザベス1世。生涯結婚しなかったことからヴァージン・クイーンと呼ばれ、当時帝国を築き上げていたスペインの無敵艦隊を破るなど、その名は後にイギリス黄金時代の名女王と崇められるほどになった。心を寄せる男性がありつつも、あえて非婚の女性として生き、熾烈な権力争いの中を男たちに頼らず民のために生き抜こうとしたエリザベス1世。英国史を彩った彼女の愛と葛藤の物語を、豪華出演陣が集結して送る舞台だ。
葛藤の中で政治に捧げた彼女の生涯を、これまでのエリザベス像とは異なる切り口で描き、女優としての円熟期を迎えた大地真央が演じる。エリザベスに慕われた寵臣、レスター伯には『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』(2017)以来2年ぶりの舞台出演となる長野博。また、レスター伯亡き後、彼女の心を埋める若きエセックス伯には、『薔薇と白鳥』(18)でストレートプレイ初挑戦、初主演を経験した髙木雄也。それぞれ大地真央とは舞台初共演となる。さらに、即位したエリザベスを初期から支え続けるウィリアム・セシル国務長官を、ベテラン実力派俳優の西岡德馬が演じる。

この舞台は日生劇場にて5月5日〜26日まで上演する。

 

【コメント】

 

宮田慶子(演出)
クイーン・エリザベスと聞いて、大変興奮いたしました。彼女は働く女性の先駆者とも言える人で、リーダーがころころ変わるような時代に、40 年以上君主として政治を担った女性なのです。そのときにすぐ思い浮かんだのは大地さんで、この人しかいない、と脚本の齋藤さんと台本の打ち合わせを始めました。大地さんはこの役で、稽古場でもとにかく様々な表情を見せてくださいます。それも見どころです。大地さんにはエリザベス21歳の時から40年間を演じていただきます。
エリザベスとは幼馴染でずっと彼女を支え、またほのかな恋心も抱きつつ既婚者なので叶わないという忠臣レスター役に長野さん。そのレスター伯が早逝し、その後エリザベスに寄りそうエセックス伯役に髙木さんをお願いすることになりました。

 

大地真央(エリザベス一世役)
21歳からというのは忘れてください。若い時代から大変な大人まで、ぐらいで(笑)。今着ているドレスは衣裳ではなく私のパジャマです(笑) 。衣裳については、ポスターにあるような甲冑姿にもなりますし、ドレス衣裳も沢山着ます。ただ、当時は質素が美徳とされた時代でもあり、年齢は重ねているのに同じ衣裳を着ているというようなこともあります。
令和の時代が始まってすぐの舞台で君主の役をいただけて、大変感謝しています。まだ稽古は始まったばかりなのですが、雰囲気はとても和やかで、これから1つずつ役を積み上げて、強さだけでなく、女性としても魅力的な新しいエリザベス像を作りあげたいと思います。実際にこんなセリフがあるのですが、エリザベスはイケメン好みだったそうで、もちろんセリフで”イケメン”とは言いませんけれども、長野さん、髙木さんのお二人に思い思われる役ということで、恋にも生きて参ります。

 

長野博(レスター伯役)

大地さんは本当に気さくにお話くださって、僕が言うのもおこがましいですが、素の大地さんがとてもかわいらしくて(笑)。稽古場では結構ボケて和ませてくださる方で、僕の登場シーンについてスタッフとお話をしていたら、「フライングで上から?」なんて冗談を仰ったりしてくれます(笑)。(松竹の副社長から)フレッシュな顔ぶれと仰っていただけたので、フレッシュかどうかはさておき、その気持ちを忘れずにご期待に応えたいと思っています。

 (稽古中美味しいお店に誘うのかの質問に)むしろ大地さんの方から僕たちをお誘いくださって、まずはついて行きます(笑)。甘いものもお好きなようで、チョコレートの話でひとしきり盛り上がりました。どんなものがお好きなのかを少しずつ知って、いつか大地さんに喜んでいただけるお店にお誘いできたらいいですね。

 

髙木雄也(エセックス伯役)
僕自身が舞台は2作目で、その2作目にして大地さんをはじめとする実力派の皆さんとの共演ということで、大変緊張していますし、いろいろな方々に応援していただいています。先日この作品に出るというお話しをしたら、鶴瓶師匠からも「お前、あの大地さんと舞台やるんか?」と(笑)。平成をジャンプして、令和に一発目の舞台を迎えるので、新しい時代も頑張っていきます。

 

〈公演情報〉
『クイーン・エリザベス  ~輝ける王冠と秘められし愛~』
脚本◇齋藤雅文
演出◇宮田慶子
出演◇大地真央 
髙木雄也 樹里咲穂
廣田高志 増澤ノゾム 藤川三郎 粟野史浩 平尾仁 佐渡稔
西岡德馬 長野博 
●5/5~26◎日生劇場
〈料金〉S席12,500円 A席7,500円 B席4,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉チケットホン松竹 0570-000-489(10:00~18:00)
〈HP〉https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/queen-elizabeth_201905/

 

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