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柚香光の道明寺司いよいよ登場!宝塚花組公演『花より男子』制作発表会見レポート

1992年に初登場以来爆発的な人気を博し、多彩なメディアミックスの展開で、日本のみならず近隣諸国も魅了し続けている累計発行部数6100万部を越える少女漫画界の金字塔のひとつ『花より男子』が、男役スター柚香光を中心とした、宝塚歌劇花組公演 TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『花より男子』─原作 神尾葉子「花より男子」(集英社マーガレットコミックス刊)─ として、6月15日からTBS赤坂ACTシアターで上演される(7月2日まで)。

「花より男子」は1992年から集英社「マーガレット」で連載が開始された神尾葉子の代表作。桁違いのセレブのご子息、ご令嬢が集まる名門校「英徳学園」を舞台に、学園を牛耳る世界的な大財閥の御曹司・道明寺司と、一般庶民でありながら両親の願いにより英徳学園に通い、できるだけ目立たずにひっそりと学園生活を送っていた少女・牧野つくしが、あるきっかけで対立。司を中心とした「F4」=「Flour four(花の四人組)」に雑草魂で立ち向かうつくしとのバトルの中で、つくしに惹かれていく司、自分をかばってくれた「F4」の一人花沢類が気になりはじめるつくし、初恋の人を想い続ける類と、様々な恋模様がスピーディに展開されるスト—リーとなっている。
日本では「嵐」の松本潤が道明寺司を演じて一躍トップアイドルとして君臨するに至ったTBS放映の連続ドラマをはじめ、シアタークリエでの舞台化、アニメ化と様々なメディアミックスが続き、台湾、韓国、中国でも映像化され、いずれも社会現象と呼ばれるほどの人気を誇っている。

そんな作品が、宝塚歌劇ならではの歌ありダンスありのTAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『花より男子』として生まれ出ることとなり、作品の制作発表会見が5月10日都内で開かれ、宝塚歌劇団小川友次理事長、作品の脚本・演出を担当する野口幸作、主演の道明寺司役の柚香光、ヒロイン牧野つくし役の城妃美伶、「F4」メンバー美作あきら役の優波慧、花沢類役の聖乃あすか、西門総二郎役の希波らいとが登壇。公演への抱負を語った。

まず会見は、パフォーマンス披露からスタート。道明寺司の柚香光、美作商事の後継者でマダムキラーの美作あきらの優波慧、花沢物産の跡取り息子でクールでミステリアスな花沢類の聖乃あすか、日本一の茶道家元の息子でプレイボーイの西門総二郎の希波らいと「F4」の4人が勢ぞろいする「花より男子」のナンバーが展開される。それぞれが扮装での登場で、個性豊かに役柄のキメ台詞も披露。早くも漫画原作作品ならではの、良い意味の非現実な世界観が広がっていく。

続いて、ヒロイン牧野つくしの城妃美伶が登場。友人を庇い「F4」の標的になった日々の中で、密かに花沢類に寄せる想いを豊かな歌唱力で歌い上げる。ステージの別の次元には、その花沢の聖乃が、作品では華雅りりかが演じることが決まっている、幼馴染で初恋の人・藤堂静への胸の内を切々と歌う。さらに道明寺の柚香が、自分自身でさえとまどうようなつくしを求める心を歌い、互いに思われる人とは別の誰かを思っている、それぞれの大切な人への歌「フラワーズ恋の花」が歌われ、すれ違うからこそ切ない、青春の只中の恋模様の切なさが、会場全体に広がった。

その余韻冷めやらぬ中、ステージは会見の場となり、登壇者全員の挨拶から質疑応答へと引き継がれた。

【登壇者挨拶】

小川 ただいまご紹介に預かりました歌劇団の小川でございます。本日はお忙しい中制作発表会にお集まりいただきましてありがとうございます。おかげ様で宝塚歌劇団105周年本当に多くのお客様にご来場いただいております。特に花組はつい先月東京宝塚劇場で『CASANOVA』が終わりまして、明日海りおを中心に舞台を創ってくれました。また千秋楽にはライブビューイングを全国でさせていただきましたが、3万人以上のお客様にライブビューイング会場でご覧いただきました。そして今回TBSさんとの共催という形で、赤坂ACTシアターで『花より男子』をさせていただきます。柚香光を中心とした若手での公演で、まさに「花組男子」によります『花より男子』でございます。この若いチームでどういうものやってくれるか、神尾葉子先生にご許可をいただきまして『花より男子』をさせていただけるのが本当に光栄です。ここにおります野口先生が非常に面白い台本に仕上げてくれていて、すでに稽古もはじまったところです。この花組の若いチームがどれだけ舞台でキャラクターを出していってくれるのか、私自身も初日を楽しみにしております。皆様のご支援をいただきまして良い作品にしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。


野口 宝塚歌劇団の野口幸作でございます。本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。私はこの作品、漫画の小さい頃からのファンで、ちょうど宝塚の演出家の試験を受ける時に、TBSさんのドラマがはじまりました。その時「いつかこの作品に携わりたい」と思っていたので、夢が叶いとても嬉しく思います。「花」に「男」と書いて一般的には「はなだん」と読まれますが、宝塚ファンの方は「はなおとこ」とおっしゃいます。「花男(はなおとこ)」とは何か?をご説明致しますと、連綿と受け継がれた宝塚男役芸を、特に極めている花組の男役という意味なのですが、今回は「花より男子」=「はなだん」と「花男」=「はなおとこ」の美しい調和、ビューティフルハーモニーを令和元年のお客様にご覧頂くというのが企画のポイントです。原作は神尾葉子先生が1992年から連載された、押しも押されもせぬ漫画ですけれども、単行本にして37巻ございまして、それを2時間半の上演時間と30人の出演者でやらなければいけませんので、ものすごく早口で喋ったりですとか(笑)、一人30回くらい着替えないといけないとかは、ちょっと避けたいと思いましたので(笑)全体の3分の1にあたる1巻〜12巻までのストーリーに絞り、更にその中から厳選して「花男」ファンならどうしても観たいだろう!という名セリフを集めて、そこに宝塚的な華やかさと、ミュージカル的な面白さを創り込んだMUSICAL ROMANCE『花より男子』を創りたいなと思っています。この作品の最も素晴らしいところは、次から次へ畳みかけるようにストーリーが展開していくことで、それをどうやって演劇的にできるのかなと思いまして。ちょうど先日ニューヨークのブロードウェイに行ってきたのですが、『MEAN GIRLS』『Be More Chill』『Dear Evan Hansen』といった作品はみんな映像を使って一瞬で変わっていく。更にそれらは全て学生、ティーン・エイジャーが主人公のミュージカルなんです。それにはやはりスピードが求められる。ですので今回は舞台全面にLEDを貼り付けまして、そこで漫画のページをめくるように、スマホのタッチパネルをスワイプするように、一瞬で変わっていく、そういうスピーディーな展開を考えております。申しあげましたように、若者が主人公のミュージカルが2019年の今世界的に盛んなんですね。その潮流に乗るという訳ではなく、偶然ではありますが、やはり宝塚としてもミュージカルを盛り上げたいということで、3人の作曲家、4人の振付家のお力をお借りして、意欲的なミュージカルに仕上げていこうと思っています。また今回今出演者が着ております、ポスターでも使用し劇中でも着用する衣装を、柚香がモデルを務めておりますJOSEPHさんにご提供いただいております。この場を借りて御礼申し上げます。時代も変わりまして新時代に相応しいミュージカルを創りたいので、『花男(はなだん)』ファンの方も「花男(はなおとこ)」が大好きな方も、宝塚を初めてご覧になる方にも楽しんでいただけるようにスタッフ・キャスト一丸となって頑張っていきたいと思います。どうかご声援のほどよろしくお願い申し上げます。


柚香 花組の柚香光でございます。皆様本日はお忙しい中いらしてくださり本当にありがとうございます。もし「あなたが初めて出会った少女漫画はなんですか?」「あなたにとっての少女漫画の原点はなんですか?」という質問をいただいたとしたら、私は「神尾葉子先生の『花より男子』です」とお答えするだろうと思います。それくらい私にとって『花より男子』は自分の少女時代に…あ、このような恰好をして少女時代というのもですが(爆笑)、自分の幼い頃の思い出、自分にとって大切な想いが詰まっている大好きな漫画でしたので、その作品の道明寺司をさせていただくということを、本当に心から光栄に思い、心をこめて誠実に取り組んでいきたいと思っております。皆様ご存知と思いますが、道明寺司は世界的な大財閥の跡取り息子、圧倒的な経済力と権力、更に彼の持つ未熟さや幼さ、本人が自覚していない心の中の満たされぬ想いから、権力を使って半ば暴力もふるい、言葉も使ってあらゆる人を苦しめています。その中で牧野つくしという、自分が求めていた、自分の肩書ではなくただ自分を見つめている、本当に欲っしている言葉をかけてくれる少女に出会うことで、彼自身がどのように成長し、何を感じ、どう人と向き合うことを覚えていくかを、司の持つ愛嬌やカリスマ性だけではなく、彼の内部をきちんと丁寧に、大切に演じていくことができたらと思っております。お稽古がはじまって1週間弱なのですが、野口先生の描かれる『花より男子』の世界は、とても魅力的で。漫画はもちろんTBSのドラマの大ファンでもある私にとって、その作品を舞台化するというプレッシャー、本当に皆様に愛していただけるような舞台ができるのか?という想いもあるのですが、野口先生が神尾先生の創られた漫画世界を大事に大事に舞台に構成してくださったことが伝わるものになっております。そんな先生の導く道にきちんとついていって、『花より男子』を大切にしていらっしゃる方、宝塚をとても愛してくださっている方、初めてご覧になる方、皆様に愛していただけるような舞台創りがきっとできると思いますので、カンパニー皆で、共演者一同力を合わせて頑張って参りたいです。そして宝塚版の『花より男子』ということで、歌い踊るF4、牧野つくし、本当に魅力的なナンバーがたくさんあふれる作品になると思いますから、宝塚版ならではの『花より男子』を楽しみにしていただけたらと思います。


城妃 皆様本日はありがとうございます。牧野つくしをさせていただきます城妃美伶でございます。たくさんの方に長い間愛されてきた『花より男子』を、そしてその中の牧野つくしというキャラクターをさせていただくのにはプレッシャーもありますが、今は演じられる喜びが大きくて、初日まで一生懸命お稽古して参りたいと思っています。牧野つくしの、周りを巻き込んでいくエネルギーを真っ直ぐに力強く演じられるように頑張りたいです。よろしくお願いします。


優波 皆様本日はありがとうございます。美作あきら役を演じさせていただきます優波慧でございます。私も宝塚に入る前、青春の1ページに『花より男子』がありました。そしてこの作品の舞台化が実現するなら是非宝塚で観たいなと、ファンの時から思っておりましたので、今回このようなタイミングで、しかも自身がF4の一員として参加させていただけることをとても嬉しく思います。お稽古をしていく中で、道明寺司ここにあり!というくらい柚香さんがぴったりでいらっしゃると思いますし、同級生の役として見た時に、愛しいな、可愛いな、ニクイなと思うところがたくさんあります。そういうところを大切に、また私個人と致しましては、入団10年目を迎える「花男」節目の年でもございますので、そういった誇りを自信に変えて精一杯頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。


聖乃 皆様本日はありがとうございます。花沢類役をさせていただきます聖乃あすかです。私もTBSさんのドラマを観ていた当時にとても心惹かれた花沢類という役を今回させていただけることが、本当に幸せです。この役を愛し、そしてこの作品を愛し、花沢類として舞台上で生きることができるように、花沢類の心情の流れや、言葉の発し方、仕草のひとつひとつを原作から学びお稽古に励みたいと思います。よろしくお願いします。


希波 皆様本日はありがとうございます。西門総二郎役をさせていただく希波らいとです。まだまだ舞台人としても男役としても経験値が浅い中で、このようなお役をさせていだたけることは大変恐縮ですが、柚香さんをはじめ上級生の方々の胸をお借りしながら、お客様に楽しんでいただけるよう、期待を裏切らずカッコよく、優しく、クールでプレイボーイな西門総二郎を演じられるように、心をこめて頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

【質疑応答】

──柚香さんは『はいからさんが通る』という少女漫画の傑作の舞台化も経験されていらっしゃいますが、少女漫画を舞台化する上で苦心、工夫されるところや、大切にされることなどは?
柚香 漫画原作のものを舞台化する時には、まず第一に原作の先生が創られた漫画の世界を何よりも大切に、大事に描いていきたいなと感じています。やはり舞台化することでオリジナルのキャラクターが出てきたり、オリジナルの場面が出てきたりということももちろんあるのですが、そうしたものがあったとしても、原作の先生の描かれたキャラクター、その漫画を心から愛する読者の方々がイメージされるキャラクターをきちんと尊重して、そういった方々にも「そうそう!こういう人物なんだ!」と思っていただける、例え原作にない場面でも、この場面にこのキャラクターが存在していたらきっとこう動いていただろう、更に、漫画では描かれていなかったけれども、こういう場面があったから漫画のあの場面につながっていたんだなと、お客様に感じていただけるくらい、原作の先生の描かれた役柄の芯をきちんと持って演じたいなと考えています。


──遂に来たか!という企画ですが、企画意図と、出演する花組の皆様に期待している点は?
小川 宝塚で漫画をやることは、今年梅田芸術劇場で45周年をやらせていただいた池田理代子先生の『ベルサイユのばら』のように宝塚とは、切っても切れない。ましてや宝塚市で育たれた手塚治虫先生がおられることを考えても、やはり宝塚は夢を売るところですから、今回の105周年に際しても何かそういう企画をと、プロデューサーや野口先生の方から様々な作品があがってきました。そこで『花より男子』をやるのであれば、やっぱり「花男(はなおとこ)」ですから(笑)、しかも花組は昨年『ポーの一族』もやらせていただいていて、宝塚の夢を売る世界を実現してくれるだろう、期待以上のものを出してくれるのではないか、原作者の先生にも失礼にならないものをきっと出してくれると信じて、これで105周年を行こうと。しかも大変ラッキーなことに今回が赤坂ACTシアターでの公演で、作品のドラマ化をされたTBSさんですから、是非ともやらせていただこうと神尾先生に許諾をいただけたということです。期待するところは、原作からそのまま出てきたような、それ以上に学園ものですが、人が成長していく過程が描かれている深い内容ですし、人と人とのふれあいによっての気づきが恋愛になっていく、そこに優しさが生まれていくということが出せれば良いなと思っています。


野口 『花より男子』は先ほども申しましたように、私が入団試験を受けている2005年に、同時期にドラマが放映されていて、私は(ドラマで道明寺司を演じた)松本潤さんとほぼ同い年、生年月日が1日違いで、本当にどうでもよい情報なのですが(爆笑)、同い年の人のこの活躍を凄いな!と思い、自分が宝塚に入るに当たっていつかできたらと思っていました。その後大劇場ではショー作品でデビューをしたりしておりましたが、やりたいという気持ちはずっと持っていて、劇団にも何度かお話はしていたのですが「色々な演出家の人がやりたいとおっしゃっている作品だから、野口先生たぶん無理ですよ」と言われていて(笑)、色々集めた資料が山積みになっていた訳です。それで半ば諦めていた頃に、青天の霹靂のように言われて「いいんですか!?」という感じでした。しかも柚香で『花より男子』というのはもうピッタリだなと思いましたし、柚香の道明寺司を絶対にヒットさせるし、ヒットさせるしかない!と思ったところからは、プレッシャーでしたね。漫画もそうですし、様々にメディアミックスもされていて、近年も海外で社会現象になるくらいにヒットしていますので、それを今宝塚化する、ということなので、世間の皆さんもどうなるのであろう?と気にされると思います。その中で宝塚版独自の『花男』を創らなければいけないと思いました。今回は花組の二番手スター柚香の主演公演で、時代も変わりましたし、先日花組トップスターの明日海りおも退団を発表しましたので、若手でいってみようか?と思いました。特に西門を演じる希波はまだ研3です。でも高校生の役柄ですし、若いメンバーでやりたいと。柚香の道明寺はもうこれ以上ないと思っていますので、だからこそ彼女の新境地にしたいですし、つくしの城妃も今回ミュージカル的に歌も踊りもレベルの高いものにしていきたいと思いましたので、実力者であり経験もありますし、実際に台詞をいくつか読んでもらって、つくし役を掴んでいると感じましたので彼女に配役しました。花沢類は今新人公演で活躍している聖乃に、これからの宝塚、花組を背負っていく人材に育って欲しい、この役でブレイクして欲しいという意味で花沢類役にしました。優波は過去私が担当させていただいた星条海斗のディナーショーに出てもらっていて、出演者がとても個性的な人たちの中、彼女がバランス役を担ってくれた。そして美作あきらという役がとてもバランサーで、F4の影のまとめ役的な存在なのでピッタリだと思いました。西門総二郎に関しては、TBSのドラマでは松田翔太さんが演じていましたし、シアタークリエ版では新田真剣佑さんがされていて、そこからどんどん活躍の幅を広げた出世役かなと思っていて、誰か若手を抜擢しようということになり、花組で担当した『BEAUTIFUL GARDEN』という作品の時に、根拠のない自信を持って(笑)やっていたなと思い、希波らいとならできるのではないか?と、未知数の部分はありつつ、頑張ってくれるのではないかと託しました。このメンバーで創っていくというのは、自分自身への挑戦でもありますし、ひとりひとりがこれがダメだったら次はないという気持ちでやってくれていると思います。


──この作品に出演される上で楽しみにしていることは?
柚香 楽しみにしていることはたくさんあるのですが、いまパッと浮かんだのが、最初にプロローグがあり、お芝居の本編に入っていく場面の振付が先日ついたのですが、そこが、「ザ・F4登場しました!」(笑)みたいな構成を野口先生がつけてくださいました。お衣装も装置も照明も何もないお稽古場でもワクワクするくらい、言葉を選ばずに申しますと4人がとても偉そうに(爆笑)センターに出てくる場面がありますので、その登場シーンを皆さんの前で演じさせていただく時に、どのような空気感で登場できるか、今から楽しみにしております。そして野口先生がとても魅力的なダンスナンバー満載で構成してくださっていまして、曲を聴いているだけでもワクワクしますし、きっと素敵な場面になるであろう、アドレナリンが出て仕方がない!という振付を先生方がつけてくださると思うので、宝塚ならではのF4と牧野つくしのナンバーがたくさん繰り広げられるだろうと楽しみにしています。

城妃 漫画の中でも牧野つくしの絵にはすごく動きがあるのですが、それに音楽がついて2Dのものが3Dになって実際に動いて飛び出してできるというのがとても楽しみです。更に歌で心情を表現するものも多いので、そこがどういう完成形になるのかが今からとても楽しみです。

 

多くの熱い言葉が集まった為に、残念ながら会見はここで終了となったが、続いたフォトセッションでも通常のパターンの撮影だけでなく、白いソファが持ちこまれて、完全にキャラクターに成りきっての撮影パターンもあり、今、目の前でニコニコと笑っていた柚香光が、瞬時にして道明寺司にスイッチした鮮やかさは圧巻。牧野つくしの城妃美伶とは、すでに役で会話をしているかのような雰囲気で、他のメンバーも麗しく、宝塚版『花より男子』への期待が高まる時間となっていた。

【公演情報】

宝塚歌劇 花組公演  TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE 『花より男子』 〜原作 神尾葉子「花より男子」(集英社マーガレットコミックス刊)〜
原作◇神尾葉子
脚本・演出◇野口幸作
出演◇柚香光 城妃美伶 ほか花組
●6/15〜7/2◎TBS赤坂ACTシアター
〈料金〉S席 7,800円 A席 5,000円
〈お問い合わせ〉宝塚歌劇インフォメーションセンター 0570-00-5100
〈公式サイト〉https://kageki.hankyu.co.jp/

 

【取材・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】

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