水夏希・新納慎也でストーリー・コンサート『クララ-愛の物語-』を12月に上演!
本格的な生演奏と朗読劇の融合する舞台、ストーリー・コンサート『クララ-愛の物語-』が、12月12日、よみうり大手町ホールにおいて上演される。
この作品は世界的に有名なドイツの2人の天才作曲家、ロベルト・シューマンとヨハネス・ブラームスと、彼らを愛し支えたクララ・シューマンの物語を、読売交響楽団のチェリスト渡部玄一が生み出す本格的な演奏と水夏希・新納慎也の朗読で構成する、かつてないスタイルの公演。
二人の天才をこよなく愛したクララの人生を朗読者がものがたり、ソプラノ、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの4人の奏者によって奏でられるシューマンとブラームスの数々の名曲。その融合で編み出された本作を、渡部玄一は“ストーリー・コンサート”と名付けた。昨年、長野県上田市において初演し、大きな反響と多くの再演への要望が寄せられた。そして今回、待望の東京公演が実現となった。
前作をさらにブラッシュアップ、クララ、シューマン、ブラームスの3役を朗読者2名で演じ分ける。クララを演じるのは、元宝塚男役トップスターで退団後も確かな表現力でミュージカルをはじめ様々な舞台で活躍する水夏希。そしてシューマン、ブラームスの2役を演じるのは、数々のTV、舞台、そしてミュージシャンとしても精力的に活躍する新納慎也。音楽と愛に命を懸けた3人の壮大な半生を、よりドラマチックに演じ、音楽と演劇が融合して編み出されるかつてない公演となる。
クララは厳格なピアノ教師フリ-ドリッヒ・ヴィークの次女として生まれ、ピアニストとしてその才能を開花させながらも、シューマンの妻として共に愛し合い、支え合い、そしてブラームスとは生涯に亘り、崇高な結びつきで共に人生を歩んだ。クララとシューマン、そしてブラームス。才能たちが出会い、愛し合い、そして音楽に命を懸けた3人のものがたりは今なお、輝かしい光を私たちに放ち続けている。
2019年はクララ・シューマンが生まれて200年にあたる。その記念すべき年に上演されることとなり、上質の演奏と演劇のコラボレーションによって、より多く観客にクラシック音楽を楽しんでもらえたらという思いでの上演となる。
【曲目リスト】※曲目は変更になることがあります。
第1部 ロベルト
シューマン「あなたに初めてお会いして以来」
歌曲集『女の愛と生涯』作品42-1 詞:シャミッソー(ソプラノ、ピアノ)
幻想小品集 作品73-1(チェロ、ピアノ)
交響的練習曲よりⅷ(ピアノソロ)
「クライスレリアーナ」より第1曲(ピアノソロ)
「ウィーンの謝肉祭の道化」よりインテルメッツォ(ピアノソロ)
「献呈」歌曲集『ミルテの花』作品25-1 詞:リュッケルト(ソプラノ、ピアノ)
「くるみの木」 歌曲集『ミルテの花』作品25-3 詞:モーゼン(ソプラノ、ピアノ)
ブラームス ハンガリー舞曲 第5番(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)
第2部 ヨハネス
シューマン 「トロイメライ」『子どもの情景』作品15-7 (チェロ、ピアノ)
ブラームス 「エドヴァルト」 ピアノ曲『四つのバラード』作品10-1 (ピアノソロ)
「永遠の愛について」歌曲集『四つの歌』作品43-1 詞:ヴェンツィヒ(ソプラノ、ピアノ)
ヴァイオリンソナタ第2番イ長調 第1楽章(ヴァイオリン、ピアノ)
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 第1楽章(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)
【公演情報】
ストーリー・コンサート『クララ-愛の物語-』
構成・演出◇渡部玄一
出演◇水 夏希(クララ役)、新納慎也(シューマン/ブラームス役)
演奏◇岡田 愛(ソプラノ) 鷲見恵理子(ヴァイオリン) 渡部玄一(チェロ) 白石光隆(ピアノ)
●2019年12月12日(14:00/18:00)◎よみうり大手町ホール
〈一般発売〉 2019年10月12日予定
〈東京アンサンブルギルドHP〉http://www.tokyo-eg.com/
〈お問い合わせ〉MItt 03-6265-3201(平日12:00-17:00)