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【植本純米vsえんぶ編集長、戯曲についての対談】太田省吾『小町風伝』

 

 

 

 

 

植本 今回は、太田省吾さんの代表作『小町風伝』ということで・・・すごい本ですね。
坂口 ちょっと手こずりました(笑)。書かれている台詞の半分以上、公演では言わないんですよね。
植本 そうなんです・・・主役の老婆がいきなり長台詞なんですけど、これは外には出てこない。
坂口 急遽、舞台で台詞を言わないようになったとか。
植本 太田省吾さんの一存らしいですね。出演者の皆さんはちゃんと膨大な台詞を覚えて稽古していたにも関わらず(笑)。
坂口 特に老婆の台詞がね。台本には多量にあるけど、舞台では一切発せられない。
植本 公演の前に上演会場の能舞台に下見に行ったんですね。
坂口 はい。
植本 そこで、能舞台を目にした太田さんが、これは現代劇の百年くらいの歴史じゃ何百年の能にはかなわない。ということで、なんか面白い言い方してますね、「台詞が蹴飛ばされちゃう」、でしたっけ。じゃあ台詞を外化させないって。
坂口 そうは言うけど、台詞がない。能だと語りっていうのかな、が入りますね。状況の説明みたいな。でもそれもないわけでしょう?
植本 まあ、途中で老婆以外の台詞がけっこう入ってきますけどね。

 

【登場人物】
老婆
少尉
隣家の父
隣家の娘
隣家の息子
村上さん
その妻
サチコ
医者
看護婦
アンパンを食う男
襖を担う男
タンスを担う男
携帯ラジオの男
洗濯物の女
ランニングシャツの男
ブルマの女
子供たち

【はじめに】
 この台本において、【老婆】、【少尉】、【男】、【子供たち】の科白(及び■印のある科白体のト書き)はすべて沈黙のうちにあって、〈科白〉として外化されることがない。たとえば、この劇の主人公である【老婆】の科白にはすべて印が附されてあるわけであるから、終始、舞台の上にありながら、彼女は一言もことばを発することなく、沈黙のうちにあることとなる。
(太田省吾著『小町風伝』白水社刊より引用)

 

坂口 でもあれですね、ある程度知識がないとなかなか読めないかもしれないね。
植本 いや〜俺ね、三回読んだんです。
坂口 僕も三回読みました。
植本 三回読んで、でもだんだん読むスピード上がってくるし、理解もしてくる(笑)。
坂口 それ受験勉強とかしてる人に聞かせたいね。とりあえず何回も読む。
植本 (笑)。
坂口 話の順でいくと、最初は老婆の一人語りですね。彼女は舞台にゆっくり出てきて、それなりに長い時間ですね。舞台では台詞はないんですけどね。
植本 登場はボロの十二単衣。面白いですよね。
坂口 ボロってなんて読むのかすげー調べちゃいました。
植本 俺も調べちゃった。襤褸、これで、ぼろ(笑)。
坂口 自分の教養のなさを痛感しました。
植本 俺もですよ。なんだろうこれ綺麗な意味なのかなって。そしたらボロだった(笑)。

 

【ト書き】
襤褸の十二単衣に身をつつんだ老婆が、ひとり風のありかを訪ねるように、あるいはゆるい風に身をまかせるようにしてあらわれる。
立ちどまった老婆は、軀をなでる風を衣にふくんでゆれている。
衣は、時の漂白を受けて白い。

【本文】
■(編注:この印があると語られない、以下同)老婆 ……夜が、あたしの鎧が脱げていく時なんだもの、夜明けがいちばん冷えるのさ。闇が、あたしの楯がとけていくんだもの。夢が、あたしの槍が……。
(以下略)

【ト書き(編注:らしきもの)】
■わたしにはわかっているわ。わたしは半眠半醒(ゆめとうつつ)のあいだにいる、そうなの。わたしはこんな時が好き、こんなあいまいなところに身を浮かせていることが。そうね、もう少し、このままこうして……。
(太田省吾著『小町風伝』白水社刊より引用)

 

植本 これは、老婆の夢ですよね。夢見てるんだけど、夢見てる自分と、またそれを見てる自分。それ自体が夢なんですね。
坂口 その中で、自分の過去?と現在とが交錯して朦朧としてる?
植本 自分の若い頃の話とかがあって、16歳になって周りの女の人達はどんどん急に女らしくなる、自分は全然なれない。乳房も大きくならないし、とかね。
坂口 で、そんなことを言っていると(舞台では無言)、部屋が構築されていく。
植本 はい。

坂口 ここ舞台の作り方が面白いですよ。彼女が住んでる四畳半を舞台上に作っていく訳ですけど、タンスやちゃぶ台をもってくる人がいたりして、ちゃかちゃかしながら構築されていくんでしょ?
植本 パレードみたいですよね。
坂口 静かな場面と、動的な場面がクロスするのかな、おもしろいですね。
植本 その後、大家さんとかいろんな人が出てきて、その人たちは普通に台詞を言いますね。

 

【ト書き(らしきもの)】
■風かしら……だれ……なに……ガラス戸だわ、ガラス戸がすべってくる。卓袱(るび:ちゃぶ)台が地を這って……行列だわ。いつも、いつも行列、夢のおわりには……世の中がね、こっちへ向かってくる。いろんな人たち。そうね、いろんな人たちがやってくるわ、そしていなくなるの。タンスがゆれてる、宙に……いやだ、あれは小川さんじゃないの、三号室の。小川さんがタンスをかついで歩いてくる。(以下略)
(太田省吾著『小町風伝』白水社刊より引用)

 

坂口 四畳半の設営が終わると、深草少将らしき人が出て来ます。
植本 『卒塔婆小町』のね。
坂口 ここではなぜか少尉ってなってますね。しかも日露戦争ですよね?
植本 若い時の出会いですね。
坂口 なんでロシアに戦いにいく少尉が出てくるのかな。
植本 しかもこの少尉も無言なんです。膨大な台詞が書いてありますけど。
坂口 ダンスでいうデュエットみたいな感じの場面になるんでしょうか?
植本 どうやってるんだろう、本当にこれ・・・延々会話が続くんだけど、その台詞が外に出てくることはない。
坂口 戦地に行っちゃうからうんぬんとか会話があって、それだけじゃなくて、また帰ってきたときの状況にもなるんですね。
植本 そうなんです。突然ね。そうすると、少尉は人が変わったようになっていて。これ展開早いですよ。どうやら小町(老婆)さんとは結婚して子供もできているんだけど、愛人が出来たらしく、小町に対して「お前は海だ、愛人は小鳥だ、海なんだから堂々としてろ」みたいなこといいますね(笑)。

坂口 台詞がないわけだから、観ていたらさっぱりわかんないよね。わかんなくてもいいって作ってんだけど、
植本 そうなの?
坂口 だってわかるわけないじゃん?ないじゃんって言い切ることはないけど(笑)。
植本 (笑)だって太田省吾さんはわからせようとして作ってんじゃないの?
坂口 ていうか、一個一個の事実を、台本には台詞があったとしてですよ。これを無言でやってですよ、観客がわかるわけないじゃん。
植本 そうだね・・・字幕があるわけでもなく。
坂口 能みたいにこれはこういう話なんだなってあれば、ある程度はわかるけど。これ何もないわけでしょ? とっかかりないもん。俳優の動いてる様子だけなわけでしょ?
植本 なんかさ、これさ、空前のヒットだったんでしょ?
坂口 そうらしいですね。
植本 太田さんが主宰の転形劇場の経営が危ういときに、この半分無言劇を上演したら本当に客席はぎゅうぎゅう詰めだったって。どうした当時の人達って。
坂口 日本の“民度は高い”です(笑)。
植本 劇団がこれによってまた息を吹き返し、みたいな。奥さんが書いてたのかな。
坂口 それはそれとして、“わかんないけど面白い”ということですね。
植本 少尉と老婆のやりとりって、子どものこととかもでてきて、愛人の方が、小町さんの子どもを引き取ってもいいとか。わかんないよね、無言じゃ(笑)。

植本 このあと、いよいよ台詞を喋る人が出てくる。自分のことを村上さんって呼ぶ大家さん(笑)。
坂口 初めて人の声が発せられる。

 

【ト書き(らしきもの)】
■なによ、だれなのこの人たち。感情の水槽の栓を抜いた犯人はだれ!

【本文】
■老婆 いやよ、いやだよ。あとにしてよ、あんたたち……。
医者 うん……なるほど。
村上 で。
医者 生命の神秘、この一言です。
村上 で。
医者 それにつけ加えるべきなにごともありません。
村上 で。
医者 なあ、君。
看護婦 はい、先生。
村上 困っちゃうなあ。困っちゃうよ、村上さんは。(以下略)
(太田省吾著『小町風伝』白水社刊より引用)

 

植本 もう真ん中くらいまで来てますよ。
坂口 ここまでは狐につままれたみたいな観客が、
植本 このまま進むのか?! ってお客さんとしてはね。
坂口 ここでコミカルな大家さんがね、
植本 コメディリリーフが出てきます。
坂口 この老婆は村上さん(大家さん)ちの四畳半に住んでる。で、村上さんはなぜか老婆の世話をしている。
植本 面白いですよね。
坂口 この役は役者としてはやりやすいっていうか、
植本 そうね・・・(笑)。だから老婆と村上さんの会話のシーンがここ書かれてますけど、老婆の台詞はありますけど、老婆はしゃべりません。村上さんだけが一方的に話します。

坂口 ここで現実の状況がわかるんですね。老婆は半分寝たきりみたいになってて。
植本 下の世話を村上さんがしている。
坂口 そう。でも感謝もされていないと。
植本 村上さんがね、おばあさんの世話に手がかかるから、「お医者さん、せいぜいあと三日で死ぬって言ったのになかなか死なないんですけど」、みたいなことを言ったりしてます。
坂口 ここでやっとお客さんがホッとして、けっこうウケてる感じが伝わってきますね。
植本 まずは「あ、喋った」って思うでしょうね(笑)。
坂口 しかもなんか自分のことを村上さんって言ってるし、だからここは喜劇調です。村上さんが帰ると、隣の家で父親と娘と息子三人の朝食のシーンになりますね。これはなんとなく老婆が聞いてるって感じになるのかな?
植本 そうですね。これは、この父は、少尉で合ってますか?
坂口 少尉?! そんなの全然考えてなかったです。突如出てきた人かと思ってました。
植本 読んでてこの人は少尉で息子が実際の老婆(小町)の息子、だから、途中でお父さんが「お前は駄目なお母さん似だ」って言うじゃないですか。
坂口 そしたらこのあとの展開ですけど近親相姦みたいになっちゃいますね。
植本 そうですね。そうなんだと思って三回目を読みました(笑)。
坂口 あ、すごい!
植本 二回目まで俺もそんなこと思わなかったけどね。
坂口 そういうことか。
植本 アレ? と思って。

坂口 隣家の朝食シーンで息子がお父さんにいじめられてる、ここおかしいよね。「いってまいります」をちゃんと言えない息子が、何回も言い直しさせられたりする。
植本 普通に言えばいいんだよって。それが一番難しい(笑)。
坂口 ちょっとくすぐりが入ってますよね。
植本 よく演出家が言います「普通に言えばいいんだよ」って(笑)。
坂口 なんかこのお父さん、謹厳実直でへんてこりんな親父かと思うと、妙なユーモアっていうね、飛び道具のようなユーモアが出てきますね。
坂口 この後、その息子と老婆が逢い引きしますよね、あ、そうなると俄然面白くなってくる。
植本 ここですよ、父親が「お前は母さんの血をひいてしまったのだな、悪い血だ」って言っていて、結局このお父さんは愛人と結婚したんだね、っていう風にとりました。そういう風にとると時空は歪んでますけど。
坂口 で、その後に、老婆と息子のシーンですね。
植本 ここから男って表記になりますけど、息子ですね。
坂口 ラブシーンっていうか。
植本 そうなんですよ。しかもここ台詞がないですね。もうね、ほんと素敵なんだよ。「そんな表現はおやめになって、あたしのこと、野菊の涙なんて」とか書いてあるんですけど、舞台では一言もそんなこと言ってない。これ台詞にしても面白い。
坂口 二人の絶妙なラブシーンでしょ?
植本 そうそう。そのラブシーンが終わるとまたね、例の村上さんとお医者さんと看護婦さんが出てきます。

坂口 ここは台詞があって楽しいシーンだ!
植本 どうして老婆は死なないのか、不老不死なのかみたいな話をしていて。
坂口 どんどん俗っぽい話になっていきますね。
植本 村上さんの妻も出てきますが、4人いて話がかみ合っているような、いないような(笑)。
坂口 村上さんは少年野球の監督をしていて、それがうまくいったら区議会議員に立候補したいって思ってるんだって、奥さんが言ったりしてます(笑)。
植本 よくある感じの下世話な話ですね。
坂口 一方、医者と看護婦はなんか怪しい。こいつら出来てるんじゃねえか、みてたいな。いかにもな話ですね。
植本 この村上さんの台詞好きだったの「馬鹿、話を大きくするな、将来の夢を語ることは人を愚かに見せることなんだ」。
坂口 (笑)それ僕も思った!
植本 これ良い台詞だなぁって(笑)。
坂口 もう絶対語っちゃいけないって。
植本 人前で夢語るのよそうって。
坂口 ・・・まあ、元々夢なんかないんですけどね。
植本 ・・・(笑)。

坂口 このシーンは結構笑えますね。このあと転形劇場で作られていく『水の駅』などは全編無音でその部分が研ぎ澄まされていく感じですけどね。これはその過程のところでしょうか、太田さんの劇作家としてのメリハリ部分がおもしろいですね。
植本 緩急ね(笑)。
坂口 そう。
植本 続きいきますよ(笑)。ここは“急”の部分かな、子ども達が出てくる。どんだけスペクタクルなんだよって思いますけど。
坂口 運動会みたいなとこ。
植本 子ども達の歌みたいな「卒塔婆がすくすく育つ〜」って、書かれてるんだけど、でも歌わないし語らない。
坂口 フォークダンス「オクラホマミキサー」の曲がかかったりしますね。
植本 そうね。ふすま、タンス、何もか持っておいきって歌なので、片付けが始まる所ですね。
坂口 踊りながら片付けるのかな。
植本 そうでしょうね、きっとね。「部屋ってこの世を狭める枠なのね、なくなってみると、宇宙と仲良くなるような気持ち。さ、出てきていいのよ、あなた」。ここでもう道具はなくなってますね。
坂口 だから、道具の出し入れがエンターテイメントなんです。

植本 このあとのシーンでの曲がラヴェルの『ダフニスとクロエ』なんですね。これ良い曲なんですわ。鳥が鳴いてるような、キラキラした曲でファンタジックです。
坂口 ここでの男は少尉の息子ですね。
植本 はい。で、老婆の息子です。ここで、愛してる愛してないって言ってて、喧嘩しましょうよとか、なんていうんでしょうね。恋人同士ならではの、周りからみるとどうでもいい、
坂口 痴話喧嘩にもならないようなね。
植本 そうそう。
坂口 じゃあ、この老婆は植本さんの解釈でいくと、自分の息子っていうのをわかってるっていう設定ですね?
植本 はい。
坂口 わかっててこういう風にしている。
植本 うん、そうなのかなと思いました。
坂口 なるほど。
植本 でもわからないです、この解釈一般的なのかどうか。
坂口 いや、それは良いと思います。
植本 (笑)。

坂口 そこで終わりでしたっけ?
植本 男が行っちゃうんですね。老婆の方が悲しい別れをやりましょうかって言ってんだけど、その通り男がいなくなっちゃって、老婆のはいやいやちょっと待って、10数えるうちに帰って来てよって(笑)。
坂口 で、男は帰ってこない。
植本 はい。帰ってこない(笑)。そうするともうほとんど終わりなんです。
坂口 そのあと詩のような台詞になってますね。それで最初の場面に戻って、
植本 そう、十二単衣のボロを着て、
坂口 今度は帰っていくわけですね。

 

【ト書き】
襤褸の十二単衣に身をつつんだ老婆が、ひとりいる。

【本文】
■老婆 夢が、あたしの槍がさびをつける時なんだもの、寝起きがいちばん冷えるのさ。闇が、あたしの楯がとけていくんだもの。夜が、あたしの鎧が脱げていく時なんだもの……。
 あれは……星よね。消えていないんだねえ、まだひとつ。あたしったら、遠い星はよく見える、身のまわりには盲のくせに。……残っちまった星ひとつ……未練だよ、消えな、さようなら。
 ふっ……。

【ト書き】
 老婆、ひとり風のありかを訪ねるように、あるいはゆるい風に身をまかせるようにして去る。
(太田省吾著『小町風伝』白水社刊より引用)

 

植本 そう・・・そしてお客さんは取り残される感じですよね。いや、面白いわ。
坂口 はい。
植本 この本とにかく凄いと思ったの。これを読まずして演劇を語るなかれ、くらいに思った。演劇こんなのもあるよって。
坂口 なるほど。でもさあ、自分の知識のなさを嘆くしかないけど、やっぱりこれ読む度に、なんとか小町とか調べたりね・・・これをスーって読んで面白いって思える人は・・・いや、結構いるのか。
植本 何にも知らずに面白いって思う人がいっぱいいたら、してやったりですね。
坂口 僕はその中には入いらないや。
植本 やっぱり調べたりしたくなる方?
坂口 というか、わかんないんだもん。こういう話もするから多少知ったかぶりもしなきゃなんないしね。
植本 もう三回も読まなきゃいけない(笑)。
坂口 (笑)そのまま終わるわけにはいかないからね。
植本 そうだよ〜。
坂口 だから僕らはあんまり純粋な観客ではないかもね。とにかく面白かったです。
植本 このコーナー向きですわこれ。だって上演形態と台本が全然違うんだもん。
坂口 あ、そうですね。だから戯曲ってことではまさにこれですよね。
植本 俺、一回も太田省吾さんを通って来なかったからびっくりしました。
坂口 僕はこの長い台詞を言わないで演者がどうやって場面を作っていってるのか。で、お客さんはどうやって受け止めていったのかがちょっともう一つわからないって思いましたね。
植本 いや、衝撃でした。本当に。
坂口 急に台詞を言うのをやめたっていうことが一番衝撃だったけどね。
植本 そうだね(笑)。太田省吾さん、すごい!
坂口 表現者としてのすばらしい狂気ですね。
植本 作品を読んでるとユーモアもありつつですもんね。
坂口 会話のところとか、軽妙だよねえ〜。聖・俗、動・静とかを巧みに組み合わせたテクニシャンでもありますよね。
植本 無言劇ってイメージがあるから自分から遠い人だなって思ってたけど、こんだけ才能があったら周りの演劇人も一目おくわって思いました。
坂口 今回は素晴らしい出来事に出会えました。ありがとうございました。

 

〈対談者プロフィール〉
植本純米
うえもとじゅんまい○岩手県出身。89年「花組芝居」に入座。以降、女形を中心に老若男女を問わない幅広い役柄をつとめる。外部出演も多く、ミュージカル、シェイクスピア劇、和物など多彩に活躍。同期入座の4人でユニット四獣(スーショウ)を結成、作・演出のわかぎゑふと共に公演を重ねている。

 

 

【出演情報】

 

 

 

 

 

 

 

王様の演劇部 1st performance
『時間よ止まれ!』
2/3~7◎赤坂RED/THEATER

 

坂口眞人(文責)
さかぐちまさと○84年に雑誌「演劇ぶっく」を創刊、編集長に就任。以降ほぼ通年「演劇ぶっく」編集長を続けている。16年9月に雑誌名を「えんぶ」と改題。09年にウェブサイト「演劇キック」をたちあげる。

 

▼▼▼今回より前の連載はこちらよりご覧ください。▼▼▼

 

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