【ふれあい動物電気】大橋純七は漫画を沢山読みます「秘密-トップ・シークレット-」
動物電気劇団員、大橋純七(おおはしすみな)です。最近ほんとに、夏ですよね~。インドア派だし、夏は休みの日は家に引きこもってます。嘘です。夏じゃなくても引きこもりです。中学生以降夏休みに外に遊びに出た記憶ってマジでほとんどない、怖い。プールは何年か前に演劇の仲間と行って、全身ズタボロになるほど火傷のような日焼けを負い、それ以降水着は封印してあります。夏向いてないです。ひんやりした部屋で読みたい、ひんやりした漫画紹介します。
「秘密-トップ・シークレット-」は、清水玲子によるサスペンス漫画です。他と一味違うのは、近未来日本におけるSF刑事サスペンスなところですね。ベースはよくある日本の刑事サスペンスなのですが、近未来SFというジャンルが介入することによりおどろおどろしくも、繊細で丁寧な世界観にブラッシュアップされています。
簡単あらすじ!2060年日本。科学警察研究所 法医第九研究室(通称・第九)に配属された青木。その第九では、死者の脳に記憶されている映像をもとに事件解決へ導く、『MRI捜査』が行われている。MRI捜査で映し出されるあまりの悲惨な映像に、打ちひしがれる青木。青木の憧れの人、第九室長の 薪 とともに様々な事件の解決を目指し、時に挫折し、薪の抱える壮絶な「秘密」と向き合い、愛し合い、軽蔑し合う、愛憎交える近未来SFサスペンスなのである!!
もうあらすじ描くのやめようかな・・。センスなさすぎる・・。
この作品めちゃくちゃ精密にねられたサスペンスで、微グロ描写ありでありながら、少女コミックに分類されてるんですよ。もっといろんな層に読んで欲しいと常々思っている作品の一つです。少女漫画独特の美麗なタッチで描かれるSF描写がおすすめポイントです。
第九に身元不明の脳みそがクール便で送られてくるシーンは、「これ、12禁青年グロ漫画で見たことある!!」と思いました。少女漫画雑誌に連載してええんか?と甚だ疑問のシーンでしたね。多重人格探偵サイコとか読んでいたので個人的には大ヒット、好きな展開でした。
変な言い方ですが、殺したいだけの無駄な殺人事件ではなく、全編通して犯人に強い意志がある、誰かに見せつけたい、愛憎故の事件が多いです。殺人現場でトリックを暴いていくサスペンスではなく、犯人や被害者の記憶を辿りながら、「何故やったのか?」「動機はなんなのか?」に重きを置いたストーリー構成なので、作品に没入して重めの読了感を得たい時に読むのがいいですね。
ホラーではないのですが、読むとちょっとひんやりするような漫画です。夏におすすめ。
薪室長描きたかったけど原作が美麗すぎて全然だめだった!!一応のせるね!!
大橋はとりあえずアイス食べます!!ではまた!!
大橋純七
おおはしすみな○2019年初夏公演「ブランデー!恋を語ろう」で演出助手を担当、動物電気の魅力に取り憑かれてしまい入団! 動物電気のおもしろいことに一所懸命な姿に憧れている。
○動物電気次回公演予定
2023年6月3日(土)~11日(日)
下北沢駅前劇場にて!
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