【ふれあい動物電気】森戸宏明の「立ち喰い蕎麦探訪記」第10回~富士そばでまさかの「あの食材」に遭遇!・・その時、あの人の声が脳裏を掠めた〜
今日は、森戸です。
日に日に寒くなりますね。秋も残りわずか、と言った感じですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回の話は少し前のことになりまして、先月の中頃の事です。
午前10時頃だったでしょうか。私は週5で通う「富士そば・国立駅北口店」に、いつものように立ち寄りました。
このコラムで二回目の登場のお店ですね。いつものように、さて今日は何そばをすすろうかな、なんて考えながら店の前に立つと、入口あたりに見慣れない掲示物が。近づいてみると
な、何ですと!?ふ、ふぐ?ふぐの唐揚げ丼セット!?しかも天然?でもって780円?何かの間違いでは・・?私が知っている「ふぐ」は高級魚で、しかも天然物なんて言ったら到底手の届かない代物・・!攻め過ぎだろ、富士そば!しかもまだ午前中!午前中からふぐなんて、こ、心の準備が・・。
なんて考えながらも体は勝手に店に入り、震える指で券売機のボタンを押していたのでした(多少の脚色がありますがご容赦下さい)。
そして出て来たのがこちらです。
食べてみると、ふぐの身はしっかりとしていて、濃いめのタレで卵とじにしてあり、ご飯が進む味でした。・・って・・え?ふぐ?
・・ふぐ!?
・・ここで私は、ある方の言葉を思い出していました。
その「ある方」とは、俳優の筧利夫さんです。
遡ること8年前、2012年、私は「飛び加藤」という舞台に出演していました。
その舞台の主役、伝説の忍者「加藤段蔵」役を演じていらっしゃったのが筧利夫さんでした。
私はその他大勢、いわゆるアンサンブルの一人でした。
その「飛び加藤」の稽古中、どういう経緯でそんな話になったのかは忘れましたが、筧さんが私にこんな事をおっしゃいました。
「おい森戸、知ってるか?お前が食べてるふぐ刺しはな、ポン酢と紅葉おろしの味だぞ」
・・要は、ふぐの味はとても繊細なんだとおっしゃりたかったのだと思います。
筧さんのそんな言葉を思い出し、私は心の中でこう呟きました
「筧さん、このふぐの唐揚げ・・タレの味です・・」
・・まあ、私のような馬鹿舌じゃなくてね、もっと鋭敏な味覚を持った方でしたら、天然ふぐの美味しさも堪能出来ると思いますので、よろしければ皆様も是非。
ってこのメニュー、たぶん期間も数量も限定だと思いますので、終了していましたら悪しからず。
森戸宏明
もりとひろあき〇埼玉県出身、1973年生まれ。俳優。93年旗揚げより動物電気全作品に参加。的確なつっこみと多彩なキャラを演じるセンスは劇団の中枢ポジション。ブログの猫日記では意外な一面も。外部活動も意欲的に行う。
☆動物電気のリモートお芝居
『さわるな!キケン!演劇部 3』
動物電気にしか出来ないリモート芝居の進化系!
2020年9月20日(日)18時より配信
こちらからご覧ください
https://youtu.be/GZE7hnNnV08
当日見逃した!もう一度観たい!
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