【ふれあい動物電気】新連載 髙橋和美「岡山のドジ」第10回「柿酢」
みなさんこんにちは。
秋も深まってきましたね。
いかがお過ごしですか?
私は先日、息子の中学校のイベント、合唱コンクールを観に行ってきました。
息子中学3年生、クラスの皆んなと一丸となって、「担任の先生を泣かせるぞー!」「おー!」って頑張って歌ってて、その団結力、一体感がとても素晴らしく、優勝までしたみたいで、母は感激致しました。
さてさて、そんなすばらしい日の午後に、熟した柿さんたちに出会いまして、いきなりですが柿酢を作ろうと思い立ちました。
柿からね、お酢を作るのです。
材料、柿。
種類は何でも良い、固くてもトロトロでもOK。
これは熟してトロトロの柿、種類はわからない。
ヘタを取って、洗わず、汚れがついてたら拭き取る程度にします。この皮についてる天然の酵母菌が発酵を促してくれるんですって。
これはお店で買ったからか、熟してしっとりしているからか、えらいきれい。酵母菌ついてるかなぁ。ホントは庭とか畑とかで自然に育った柿で、洗ってないものを使うのが良いです。
手で適当な大きさにほぐして、煮沸消毒した瓶へ入れ、密閉はせずガーゼや布巾を被せて輪ゴムで止めます。
このまま食べても甘くて美味しかった。
7日目 ぶくぶくしてる、いい感じ。
8日目
実と水分が分離してきましたね。
この後、箸で実を潰してみました。
15日目
水分が透明に近づいていきました。
ちょっと酸っぱい感じがするけどまだまだだわ。
ここから発酵が進んで、アルコール発酵を経てお酢に変わっていきます。
続きは追ってご報告致します。
ところで、この柿酢を教えてくれたのは、高知県の「むかし暮らしの宿 笹のいえ」さん。
20年間使われていなかった古い民家を改修し、釜戸や五右衛門風呂を復活した、少し不便だけど、豊かな「むかし暮らし」の宿です。
(https://www.facebook.com/sasanoie.kochi/ より引用)
写真はお宿の近くの川、透き通っていてとっても美しい。
石垣を登ろうとしているお嬢ちゃんが長女ちゃん。逞しくてめちゃかわいい。
手前が私たち親子です。(写真は6年前)
お父さんが撮ってくれた写真がまたすごくきれいなんですよ。
そのお宿で、柿酢を仕込んでいる樽を見せてもらったのですが、大量の柿がドロドロになって、ぷくぷくぷくぷく泡を出していたので、柿のお化けみたいですごく怖かった。
可愛いお母さんが目をキラキラさせて見せてくれたのが印象的でした。
その時はまだお酢ではなく、その前のぷくぷくしている段階だったので、天然酵母として小麦粉に練り込んで竹に巻き、それを焚き火で焼いてパンを作って食べました。
野性的!だけどなんだか都会的!美味しかった。
で、後に、うちでも作ってみようと、食べ損ねてじゅくじゅくになった柿ひとつを瓶に入れて、実験的に放置してみました。
するとみるみるうちに形を変えて、なんだか怖い感じで実と水分が分かれて、ぐじゅぐしゅになって、うん、多分できたっぽい。
でも口にするのは怖かったから、1〜2年くらい放置していました。
東京に引っ越してきた時にも捨てられなかったから一緒に連れてきて放置。
そろそろ3年位経つしやばいよねと、思い切ってザルで濾して玉ねぎに和えて、息子にそっと食べさせてみたら、「うまっ!」と言ってパクパク食べてくれました。
成功です。
それはそれはフルーティーな素晴らしいお酢ができていました。
こないだ息子にその話しをしたら、ひどいひどいと怒ってた。実験台にしてごめんね、けど成功してて良かった。(一説によると5年寝かせると黄金の酢に変わるとか!?なので、身体には良かったはず。)
という訳で、久々に柿酢を仕込んでみたという訳でございます。
この柿酢、身体にもすごく良くて、高血圧や脳卒中の予防、血行促進、老化防止、肥満防止などの効能が期待されると言われています。
簡単で美味しい、身体にも良いので皆さんも作ってみてください。
作り方はこちらを参照しました。
https://koizumipress.com/archives/12013
それではまた!
【著者プロフィール】
高橋和美
たかはしかずみ○岡山県倉敷市出身○木野花ドラマスタジオ第8期生。今まで演じた役は、飛び蹴りするチンドン屋、人の顔を見て作詞作曲する路上弾き語り女など変な役が多い。特技はHIPHOPダンス、変顔、リコーダー、看護師・助産師免許、中型自動車・普通自動二輪免許、お産が好きです。するのも立ち会うのも。
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