【松崎ひとみサムナツ活動日記】始まっています。
始まっています、始まっていますよ~!
なにが始まっているかと言いますと、『劇団サムライナッツ夏公演2019』が始まっています。
今年も漫画家の釣巻和さん+釣巻デザイン室さんのご協力で最高にカッコイィ~チラシを作って頂きました!
◆
今年の題材は、2015年に公演を行った「SAIZO外伝~霧隠才蔵と妖の刃~」の再演ということで、夏公演では久しぶりに “稽古のスタートから台本が全部あるじゃん!” という状況で始まっています。(笑)
夏公演をオリジナル作品で公演を行うようになってから、あてがきに近いような形で台本を書くスタイルだったので、稽古と同時進行で仕上げていく形でした。
それが今回は、キャスティング発表とともに台本を待たずにシーンの稽古が次々と出来るわけですから、稽古の進行状況は例年に比べて早いと感じています。
さて、“再演”と一言で言っても、すべて同じようにやるわけではありません。まず、キャストが違えばストーリーの見え方はまるで変わってくるわけです。
今回は、前回作から性別を変えて配役している箇所があります。そうなると同じ台詞でも意味合いが変わってくるわけで。それを稽古場で見ているのがとても面白い。
更にキャスティングの事を言えば、前回作と同じ役をやる役者も何名かいます。
これについても、前回作を観て頂いている方からすれば見所のひとつだと思います。
それぞれの役者が今回の作品とどう向き合い、どのようにその役を創り上げていくのか。
そしてそれを演出家はどう整えていくのか。
普遍的な価値観がある一方で、時代の流れとともに変わる価値観もある。
そんな時代に今回の“再演”というチャレンジは、5年の歳月を経て、“今”を生きる私達に寄り添った新たなメッセージが生み出されることになるでしょう。
稽古はじめ。作家から物語の背景となる歴史や人物の関係性について真剣に学ぶ姿がありました。みんなで共有する台本の土台(世界観)があって、その中でそれぞれの役者がどんな生き様を見せるのか。それを託される大事な瞬間でもありました。
演出家に変わり稽古場で演技指導をするのは劇団員・城田和彦。みんなから“しろちゃん”の愛称で親しまれる彼は、それぞれの役者の個性を引き出しながらの熱血指導!今回は演技指導者としても役者としても、重要な役どころをお願いしている頼もしい存在です。
稽古場音響チームも真剣な顔で台本と音響卓とにらめっこ。ボランティアスタッフというなんとも有り難い存在の彼らですが、時間のある限り稽古場に来てくれて全力を尽くしてくれている姿に感無量!多くの人に支えられている幸せを噛みしています。
お勉強をしているように見える女子高生2人ですが。実はこれ、台本に音響のきっかけを書き写す大事な作業を任されていました。7月には主要スタッフが集まり会議を予定しているので、その為の準備というわけです。
毎度おなじみ、殺陣振付師の中村遼も東京に拠点を置きながら、この公演のために週末限定の駒ヶ根通いをスタート。彼が作る殺陣にはストーリーがあるので見応えたっぷり!今年も殺陣アクションが大いに見どころとなっています。
◆
出来上がった自慢のチラシポスター。
今年はなんと過去最高の印刷枚数をお願いしてしまいました。その数、ポスター450枚、チラシ35,000枚。多く刷ればいいというわけではないことを頭ではわかっていながら、駒ヶ根市内だけにとどまらず、南信州、そして県内全域の芝居好きの皆様にぜひこの情報が届くようにと期待を込めて。あちこちの商店等で快くポスターをお引き受けいただき、チラシを手に取ってくださった皆様にこの場をかりて感謝を申し上げるとともに、ぜひ劇場へお越し頂けるのを一同心よりお待ちしております!
【公演情報】
『SAIZO外伝~霧隠才蔵と妖の刃~』
★公演日
7/27(土)18:00開演
※開場16:30
7/28(日)13:30開演
※開場13:00
※整理券配布あり
★会場
駒ヶ根市文化会館
★チケット(※日時指定・自由席)
《前売り券》
大人 2,500円
高校生以下 1,000円
《当日券》
大人 3,000円
高校生以下 1,500円
★チケット購入はコチラ↓↓
CoRich舞台芸術!
https://stage.corich.jp/stage/100421
【著者プロフィール】
松崎ひとみ
劇団サムライナッツ・制作
劇団サムライナッツ/http://samurainuts.wixsite.com/samurainuts
▼▼▼今回より前の連載はこちらよりご覧ください。▼▼▼
Tweet