【ふれあい動物電気】姫野洋志つぶやき川柳2020「異邦人」
こんにちは。姫野です。残暑お見舞い申し上げます。皆様お元気でしょうか。
おかげさまでオンライン配信、朗読劇「さわるな!キケン!演劇部」は第3部が決定し、オンラインでの稽古が続いております。9月20日、18時、生配信されますのでお時間のある方は是非そちらもご覧ください!!
さて私の方はこんなにじっとしていた夏はないって言うくらいの8月でした。出掛けても近場で済ませるような。気分が乗らないですよね、毎日毎日、「今日の感染者は…」っていうニュースが天気予報みたいに流れてきちゃあ。
そんなわけで今回も自宅ネタとなります。
「♪子供たちが空に向かい~両手を広げ~」と歌いだしたくなるタイトルですね。
大掃除中に見つけ、どんな内容だったかすっかり忘れていたので再読です。
結果、酷暑の今夏にぴったりの長さ(文庫の薄さ)、内容で最高でした!
内容はすっかり忘れていたのですが、当時、この本を手に取ったきっかけは思い出しました。裏表紙を見ましょう。これです。
この短い文章で、大筋のほぼすべてを伝えているところにびっくりです(笑)。
そうです。私が惹かれたのは殺害の動機を「太陽のせい」と答えている主人公のセリフ。我ながら、わかりやすい(自嘲)。第1部は事件、第2部は裁判ものってな感じ。
簡単にしかお伝えできませんが、今回の再読は大いにぐっときました。
どこにか?主人公の正直さ。自己への誠実なふるまい、一貫性。太陽のせい。
初見の当時は、何かこう理解できない人間の内面が語られるのではないかと期待し手に取ったものの、思うところと違い印象に残らなかったのではないかとも思いました。
今回はわずかでも作者の伝えたいことに触れられた気がします。
ここで一句。
「エチュードで あいつ、つぶやく 太陽のせい」
変な川柳。それもこれも太陽のせい。言いたいだけでした。それではまたの機会に!!
姫野洋志
ひめのひろし〇神奈川県出身、1972年生まれ。93年の旗揚げ時より01年まで動物電気全ての作品に参加。07年、6年振りに復帰したにも関わらず当時の切れは健在。細かい芝居には定評がある。コント集団・多摩の会主宰。
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