【ふれあい動物電気】第1回「ふれあい動物電気」連載に至るまで
こんにちは!動物電気の小林健一です!
この度、この「演劇キック」内において我々動物電気の連載コーナーを持たせて頂ける事になりました。
タイトルは「ふれあい動物電気」。
座長政岡泰志のコラムを中心に、劇団員全員で盛り上げて行きたいと思いますので是非是非よろしくお願いします!!

劇団動物電気主要メンバー? 辻修 政岡泰志 小林健一 森戸宏明
さて、まず最初に私小林がほぼ強引に連載をもぎ取るに至った経緯から書かせていただきたいと思う。
我々動物電気は、10月に劇団内に動物電気☆営業部を設立した。
個人の所属事務所だけでなく劇団でもどんな仕事でもお請けしよう、という意図によるものだ。
だが設立しただけではそんな急には仕事は舞いこんで来ない。
焦った俺は考えた。
こうなったらこっちから仕事を奪いに行くしかねえ!
まずはちょっとした書き物の仕事ならやらせてもらえるかもしれない。いくつかの出版社が頭に浮かぶ。
しかし、急に何か書かせてくれと言っても門前払いされるのがオチだ。
考えるうちに演劇ぶっくの坂口編集長の人の好さそうな顔が脳裏をよぎる。
いけるぜ!あの坂口さんだったら強引に行きゃあ何とかしてくれるかもしれねえ。
いざとなったら、お得意の土下座だ。
こちとら人間のプライドなんか持ち合わせてねえからよお。
俺は早速、以前担当してくれたS氏にまず連絡を取ってみる。
まずはS氏を仲間に取り込んで、坂口さんを説得しよう。
ところが、何度電話をしてもS氏がつかまらない。
Sの野郎!何やってやがる!シカト決め込んでやがるのか?俺の口が臭いからか?
2日後、やっとS氏と連絡が取れる。いいぞS。
何故連絡を返してくれなかったのかの説明はない。俺が留守電に入れたのをキチガイからだと勘違いしたか?
S氏にもう一度事情を説明する。
「それがですねぇ、、」S氏が口ごもる。嫌な予感。
どうやら、S氏は演劇ぶっくを辞めてフリーになったらしい。万事休すか。
「何とか、、、なりませんか、、、?」
ここで終わらせるわけには行かない。俺は食い下がってみる。
さあ、土下座チャンスか。
するとS氏は坂口さんに事情を話して連絡を取ってくれると約束してくれた。
もったいぶってんじゃねえよ、バカヤロウ。
「また連絡します。」よし、第一段階終了。
それから10日間、S氏からの連絡はなかった。
どうした、S?何かトラブルか?いや、何か計算があってのことか?
さては俺が臭いから嫌がらせしてるな?
辛抱強く待つこと10日、S氏からメールが入る。
「遅くなっちゃいました、スミマセン、、」
S!おいS!ルーズなだけだな!?
あやうくパンチをお見舞いするとこだったぜ!
しかし、しっかりと坂口さんへのパイプは作ってくれた。
さて、いよいよ坂口さんに連絡だ。
坂口さんにメールを入れて、改めて事情を説明する。
「会いに行っても、いいですか?」
ここでしくじるわけには行かねえ。メール連絡でも済むかもしれなかったが、ここは強引にでも会いに行くのだ。
俺は坂口さんの返事も待たずに自分のケータイを叩き割る。
やべえ!またいつものクセが出ちまった!
そして、11月13日、演劇ぶっくの中野のオフィスにて直談判。
いつものように坂口編集長は仏のような笑顔だ。
俺は切り出す。
「何でもいいので、書かせてもらえませんか?」
「うちのサイト「演劇キック」の中だったら、何を書いてもいいですよ。好きなように使ってください。」
やるな!坂口!さすが俺の口臭に嫌な顔ひとつしないだけの事はある。
俺の意気込みとは裏腹にあっさりと快諾。
やったあ!さすが坂口さん!まさに仏かもしれん。俺は嬉しさに失禁していた。
やはり、何事も行動すべし、だな。
こうして始まったこの「ふれあい動物電気」
盛り上げて行きます。今後にご期待ください。
(※若干のフィクションが入っています。)
【本記事担当者プロフィール】
小林健一
こばやしけんいち〇1972年生まれ、長野県出身。93年の旗上げより動物電気全ての作品に参加。胸毛を燃やしたり、体をはったギャグはおなじみ。一番楽な姿はふんどし姿ともはやコバケンブランドを築きつつある。そのかいあってか外部客演、映像への出演も多数。
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