

笑福亭鶴瓶さん
しょうふくていつるべ○51年生まれ、大阪府出身。京都産業大学在学中六代目笑福亭松鶴に入門。現在、上方落語協会副会長。近年のテレビ、ラジオでの活躍、さまざまな落語会や『鶴瓶噺』でのチケット即完売はみなさまご存じのとおり。映画でも数々の話題作に出演、今年公開された初主演の『ディア・ドクター』はモントリオール世界映画祭コンペティション部門に正式出品が決定。寄席「帝塚山・無学」を運営、月一でゲストを招いて「無学の会」を開催している。2000年上方お笑い大賞受賞。
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活動予定◇第二回落語大秘演会「笑福亭鶴瓶JAPAN TOUR 2009-2010 WHITE」
11/3〜8◎シアターBRAVA
笑福亭鶴瓶
鶴瓶 僕は今日あるグループのコンサート見てきて、刺激を受けましたね。あれだけの時間お客さんをだらさないで、みんなも一生懸命やってるし、「未来の子どもたちが幸せになるように」本気で思っていて、すばらしいなと思いましたね。愛なんです。ああいうの見て吸収したいなと思うし、自分らだけで満足してやるよりも、お客さんに絶対楽しんで帰ってもらおうという思いをもってやらないとダメだなと思いました。
――帝塚山で寄席をやってらっしゃいますが。あれもすばらしいですね。
鶴瓶 ずーっと大阪に定席の小屋をつくりたいと思っていて。たまたまうちの師匠の娘さんから家を買うたんですよ。さて、なんにしようと。ここに家をつくって泊まってもしゃあないし。それで小屋にしようかと。2階を楽屋にして、モニターを置いていろいろつくったらできたんです。みんなに月1回、僕が企画したものに出てもらってもう10年ですよね。天童よしみさんがあそこで歌を歌うんですよ。明石家さんまが来てしゃべる。タモリさんが来る。すごい舞台ですよねよく考えたら。でも有名な人ばかりでもなくて。一発目は浪曲の春野百合子師匠からスタートしたいと思ったんです。今はお客さんは小屋についてますから。誰が来ても喜んでくれます。
僕は今でも忘れないんですけど、小朝さんが来たんですよ。何すんのかなと思って。観客は74人ですよ。お客さんの様子を見る前座話をしたあと、「芝浜」という人情話をしたんですよ。あの人はおもろいしうまいんですよ、でもあんな感動したのなかった。本人も感動したんやろね。あとから今は2000人とか広いところでやってるけど「ようここでやらしてくれた」と。自分の原点がね、見つかったような気がすると。本人も、師匠の家やし、真剣でしょ。そういう“気”があるんでしょうね。あの小屋には。やっぱり“気”って大事なんですよね。「どうだ、これ見てみろ」という小屋はダメなんですよ。どんな狭いところでもいい“気”を持たないと。芸にも“気”をもってやっていかないと、いいもんができないですよね。